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家と連続性

「思考の整理学」(外山滋比古著)という本に文章の連続性についての記述がありました。



あるとき、妙なことが気になり始めた。
ことばは静止しているのに、文章を読むと、意味に流れが生じる。切れ目のあることばとことばが結び合わされているのに、ひとつらなりのものとして理解される。なぜだろうか、という疑問である。



この文章には、
一つ一つのことばは要素として分割、分節して理解できるものの、文章という全体の流れの中では一つ一つの意味というよりも、連続した流れやかたまりとして認識される。この不思議は、家や建築、空間構成にも起こりうると思います。
一つ一つの壁や窓、家具、床、天井など別々の部位として認識はできますが、その空間の中に立ったときに感じられることは、空間全体だと思います。
だからこそ私たちは一つ一つの要素の選定はもちろん、全体の流れも頭に思い浮かべて組み合わせていきたいと思います。


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by vegablog | 2018-08-12 07:31 | [谷blog]  | Comments(0)