人が言う「心地よさ」とは何か。
とても曖昧な言葉で、
今まで私の中に答えはなかったように思いますが
その答えが見つかりそうなヒントがありました。
最近、心理学の話を大学の教授から聞きました。
内容は「家と幸福感」についてだったのですが、
その話の中で妙に心に残った言葉が
「今の人類は生物が誕生したと言われる38億年前から
人類に進化するまでのどの種も
絶滅することなく生き延びた種の末裔です。」
というもの。
つまり人類は地球上の
38億年間で
他の絶滅してきたどの種よりも
生存しやすい種だという。
ここからは推測です。
ということは人が選択することは
生存に有利なことが多いはず。
つまり生存しやすいことを
人は好むはず。
では、
人が好ましいと思うことは"心地よい"、"気持ち良い"ことに近い
と仮定すると
生存に有利なこと≒心地よいこと
と繋がってきても良いのでは。
この言葉は奥が深く、
まだまだ実感としてイコールでは
言い切れませんが。
心地よいと感じることは
人それぞれだとは思いますが、
簡単に書き上げてみます。
例えば
・海や湖など水を見ること
→渇きを潤す
・森や林、木や緑を見ること
→近くに水気がある
・日光をあびる
→ビタミンD、細菌の死滅
・洞窟のような空間
→外敵に襲われにくい
・炎を見ること
→野生の獣が寄り付かない
もしかすると本当に
生存に有利なことと
心地よいことは
繋がっているようにも見えます。
こじつけのようにも見えなくもありませんので
今後、自分の感覚に耳をすまして
確かめていきたいと思います。
そして私たちが作る家に
心地よさをもたらしたいです。谷