こんにちは、谷です。
ベガイクで日常の暮らしを見せていただくことは、 この空間の大きさは、今、この家族の暮らしに合っているか ということを確認する機会にもなります。
趣味が増えたら道具を置く場所が増えます。 家族が増えたら人の居るスペースが必要です。
もちろん、客間を子供部屋にしたり、子供部屋を将来の趣味部屋にしたり、 部屋をやりくりすることで、 家を暮らしに合わせて使いこなすということもできます。
そんな暮らしの工夫の提案をベガイクの時にさせていただくことがあります。
もしあなたが、「眺めていてずっと飽きない!」という絵を見つけたとして、 家にその絵を置きたいというのは、普通の事です。 器も然り。道具も然り。家具も然り。
それではその絵は家のどこに置くのがあなたにとって最良か、という問いが現れます。
日に当たらないように直射日光の届かない収納に立てかけて、 休みの日にこっそり出してじっくり眺めるのがいいのか
食堂の大きな壁に家に居るときはいつでも眺めるのがいいのか (例えば季節によって絵を変えるのもいいですよね)
北の透明な光が入る階段室の壁にちょこんとかけておいて、 そこを通るときにちらっと眺めるのがいいのか
家の計画段階で「私は絵を集めています」ということを キラリと言い伝えられる方でしたら、 ギャラリーのような空間の設計も提案できるでしょうが、 実際にはそうは問屋が卸しません。
ちょっと出掛けた旅先で出会ってしまった絵を 「思い出になる」とか「偶然」とか「あ、今ちょうど○○万円持ってるぞ」とか それはそれはいろいろな理由をつけて、 やや(いや、かなり!)興奮気味の荒い鼻息を抑えながら 興奮がばれないようにお会計の時に一言二言店員さんに話しかけて やっとこさ手に入れた絵を、折れないように、傷が付かないように、 大事に大事に家まで連れて帰ってきて、 「よし、飾るぞ!」と、 やっとここで家の事を考えます。笑 買い物談義のようになってしまいましたが、 身に覚えのある方はたくさんいるのでは。笑
私たちはときどき(8ヶ月ごとに)お客さんのお家に伺いますので、 長期休みを一つ過ごしたご主人(あるいは奥様)から 「あのー、この間絵を・・・」と言いづらそうに切り出して、「どこに飾れば・・・」と 家のことは考えずに理由の波に流されて苦労して持って帰ってきたことで、 怒られるんじゃないかとおどおどしながら相談を受けることはまあまああります。 まずお伝えしたいのは、怒ったりはいたしません。 そんなに気に入った絵を持ち帰って、 家で「はっ!」と気づくことは私にも身に覚えがあるからです。 そんな相談を受けた時は、自分を振り返り、にやりと思い出し笑いをして、 「ではどこに置くのが良いかを一緒に見つけましょう!」と片棒を担ぎます。
というように暮らしがいつどんな風に変化するかは分からない部分もあるので、 そんな時には、怒られることを畏れずに!(決して怒りません) どうぞ相談してください。
その場でスケッチ描きます(内容によってはですが。笑)↓
そんなあなたのためのベガイクです。
さて、これらの絵はなんだと思いますか。
これらの絵はベガイク(アフター定期訪問)で提案させていただいた家具・道具たちです。
by vegablog
| 2018-02-10 21:57
| [谷blog] 鹿児島巡礼